循環器内科
循環器内科
心臓や血管の病気は、私たちの生命に直接関わる重要な領域です。動悸、めまい、足のむくみ、息苦しさなどの症状は、循環器系の疾患のサインである可能性があります。これらの症状を感じたとき、「もしかして心臓に問題があるのでは」と不安になる患者様も多いのではないでしょうか。
循環器内科では、心不全、高血圧、不整脈、狭心症、心筋梗塞、弁膜症、動脈硬化などの診断・治療を行います。これらの疾患は、早期発見・早期治療が非常に重要です。気になる症状がある場合は、我慢せずにお早めにご相談ください。
動悸とは、心臓の鼓動を強く感じたり、脈が速くなったり不規則になったりする症状です。「胸がドキドキする」「心臓がバクバクする」「脈が飛ぶような感じがする」といった表現で訴えられることが多い症状です。
動悸の原因は多岐にわたります。生理的な原因としては、運動後、緊張やストレス、カフェインやアルコールの摂取、睡眠不足などが挙げられます。これらは健康な方でも経験する正常な反応です。
一方、病的な原因としては、不整脈、甲状腺機能亢進症、貧血、脱水、心不全、狭心症、心筋梗塞、パニック障害などがあります。特に注意が必要なのは、心房細動(しんぼうさいどう)という不整脈で、血栓形成のリスクが高まり、脳梗塞の原因となることがあります。心不全の原因としても重要で、認知症との関係も指摘されています。また遺伝子に異常があり突然死を起こす怖い病気も稀にあります。
以下のような動悸の症状がある場合は、速やかに医療機関を受診することをお勧めします。
当院では、動悸の原因を特定するために、まず詳しい問診を行います。いつから、どのような状況で動悸が起こるか、他の症状はないかなどを詳しくお聞きします。
検査としては、心電図検査、胸部レントゲン検査、血液検査などを実施します。必要に応じて、24時間心電図(ホルター心電図)、心エコー図検査なども行い、総合的に診断いたします。
めまいは、自分や周囲がぐるぐる回る感じ(回転性めまい)、ふわふわした感じ(浮動性めまい)、立ちくらみのような感じ(失神性めまい)など、さまざまな症状として現れます。循環器疾患が原因のめまいは、主に脳への血流不足によって起こり、予後不良である場合があり注意が必要です。
心臓や血管の問題によるめまいは、以下のような疾患が考えられます。
起立性低血圧は、立ち上がったときに血圧が急激に下がることで起こります。高齢者や血圧の薬を服用中の患者様、脱水の際に多く見られます。不整脈によるめまいは、心房細動のような頻脈、房室ブロックなどの徐脈が原因となることがあります。
また、狭心症や心筋梗塞の場合、心臓のポンプ機能が低下し脳への血流が減少してめまいが生じることがあります。心不全が進行した場合も同様の症状が現れます。
心不全や心筋梗塞の合併症として、心室頻拍や心室細動という頻脈性不整脈があり、突然死を起こす場合があり特に注意が必要です。
以下の症状がある場合は、循環器疾患の可能性があります。
当院では、めまいの原因を特定するために、血圧測定(安静時・起立時)、心電図検査、血液検査、24時間心電図(ホルター心電図)、心エコー図検査などを行います。院長の豊富な経験により、症状の詳しい聞き取りから原因を絞り込み、適切な検査を選択いたします。
治療は原因疾患によって異なりますが、起立性低血圧には生活指導や薬物療法、不整脈には抗不整脈薬の投与やペースメーカなどの植込み型心臓電気デバイス治療の必要性を検討し、必要に応じて高度医療機関へ適切にご紹介いたします。
足のむくみ(浮腫)は、体内の水分が異常に蓄積された状態です。足がパンパンになる、靴がきつくなる、足首の周りがふくらむなどの症状が現れます。循環器疾患による足のむくみは、心臓のポンプ機能の低下が主な原因となります。
心不全は、心臓のポンプ機能が低下し、全身に十分な血液を送ることができなくなる状態です。その結果、体内に水分や塩分が蓄積し、足のむくみが生じます。
心不全による足のむくみは、両足に対称的に現れることが特徴です。初期は足首周辺から始まり、病気が進行すると膝下全体、さらには太ももまでむくみが広がることがあります。指で押すとへこんだまま戻らない(圧痕性浮腫)のも特徴的な症状です。起床時から足がむくんでいる場合は特に注意が必要です。
静脈不全による足のむくみも重要です。下肢静脈瘤や深部静脈血栓症などにより、静脈の血液が心臓に戻りにくくなることで生じます。また、腎性高血圧や高血圧による腎機能低下も、むくみの原因となります。内服中の薬剤による副作用でむくむ場合もあります。
以下のような症状がある場合は、心疾患の可能性があります。
息苦しさ(呼吸困難)は、十分に呼吸ができない、空気が足りない感じがする症状です。循環器疾患による息苦しさは、心臓のポンプ機能の低下により、肺に血液が滞ったり、全身への酸素供給が不十分になったりすることで起こります。
心不全による息苦しさは、初期は階段の昇降や歩行時に感じる労作時呼吸困難として現れます。病気が進行すると、安静時でも息苦しさを感じるようになります。特に、横になったときに息苦しくなる起座呼吸や、夜中に息苦しくて目が覚める発作性夜間呼吸困難は、心不全の典型的な症状です。
狭心症や心筋梗塞の場合は、胸痛とともに息苦しさが現れることが多く、冷や汗や吐き気を伴うこともあります。これらの症状は緊急性が高く、速やかな治療が必要です。
心不全が進行すると、肺うっ血という状態になることがあります。これは、心臓から血液を送り出す力が弱くなることで、肺の血管に血液が滞る状態です。肺うっ血が起こると、ガス交換がうまくできなくなり、息苦しさや咳が生じます。
以下の症状がある場合は、緊急性が高い可能性があります。早めにお電話でご相談ください。
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